石破首相、避難所での熱中症対策など検証指示 津波警報発表時

2025/08/01 17:43 

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 石破茂首相は1日、ロシアのカムチャツカ半島付近を震源とする地震に伴う津波警報の発表時に、住民の避難が適切に行われたかを検証するよう、坂井学防災担当相を含む全閣僚に指示したと明らかにした。「要支援者も含め迅速に避難できたか、避難所での熱中症対策は十分だったか、高台避難ビルに一時避難した方々の避難所への2次避難は円滑に行われたかなど、なるべく早く詳細に検証したい」と述べ、今後の災害対策に生かしていく考えを示した。首相官邸で記者団に語った。

 津波警報の発表を受け、全国の自治体が出した「避難指示」の対象は一時、約200万人に上った。首相は記者団に「警報の発出から全面解除まで11時間という長い時間がかかり、猛暑の中での避難をお願いすることになった。それぞれの避難所でどうだったかということはなるべく早く検証していかなければならない」と強調した。【神山恵】

毎日新聞

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