5候補全員が自公以外との連立拡大目指すと表明 自民総裁選記者会見

2025/09/23 11:11 

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 自民党総裁選(10月4日投開票)に立候補した5氏は23日午前、党本部で共同記者会見に臨んだ。少数与党の現状を打開するための方策として、5氏はいずれも自民、公明両党以外にも連立の拡大を目指すべきだとの考えを示した。高市早苗前経済安全保障担当相は総裁に選出されれば、「首相指名選挙までにできるよう精いっぱい努力したい」と言明した。

 一方、小泉進次郎農相は「物価高対策などで政党間協議を呼びかけ、丁寧なやりとりの中で信頼関係を構築する。政策、基本理念の一致が見える中でその先が出てくる」と指摘。「連立の枠組みを決めるのは期限を区切るものではない」とした。

 小林鷹之元経済安保担当相は「憲法、皇統、安全保障など基本的な考え方ができるだけ共有できる政党と最終的に合意するということだ」とし、「スケジュールありきでも、特定の政党ありきでもない。ただ、最大限急ぐ」と語った。

 茂木敏充前幹事長は「目指すのは安定政権の確立だと思っている。高度な交渉力で基本政策、外交安保、憲法などが一致する政党と連立枠組みの拡大を目指していきたい。スケジュールは相手があるので今の段階で申し上げられない」と述べた。

 林芳正官房長官は「正に安定した政権を築くという意味で、連立拡大は目指すべき方向だと思っている」とした。【森口沙織】

毎日新聞

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