自民・神奈川県連、週刊文春に抗議 総裁選巡り「誤った印象」

2025/10/02 20:44 

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 自民党総裁選候補の小泉進次郎農相の側近が、小泉氏以外の候補を支持する神奈川県内の党員を意図的に離党させたとする疑惑を報じた週刊文春の報道について、党県連は2日、週刊文春編集部に抗議文を送付したことを明らかにした。

 抗議文は「今回の総裁選で特定の候補を有利にさせる目的で、党員を離党させたという誤った印象を読者に与えるものであり、極めて遺憾」と訴えている。

 県連は6月、党員の継続意思確認を誤認し、党員826人の離党手続きをしたことを認めている。一方、総裁選とは無関係で「事務的な誤りに過ぎない」としている。

 今月1日に記者会見した県連の梅沢裕之幹事長によると、離党手続きをした党員は、昨年10月の衆院選で落選した中山展宏元衆院議員の支援者。今年6月に中山氏側と調整した県議から党員継続しない見込みとの連絡を受けて処理したという。【國枝すみれ】

毎日新聞

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