「誰が総裁に選ばれていても同じ」 公明党が高市氏に告げたこと
自民党の高市早苗総裁は10日、党本部で記者団の取材に応じた。発言要旨は以下の通り。
◇「一方的に離脱を伝えられた」
前回、火曜日の自公両党党首および幹事長の会談の中で、斉藤鉄夫代表から示された懸念点の中で確認・調整が必要な件について、真摯(しんし)に、しかも速やかに対応すべく、党内でこの間、作業を進めていた。
しかし、本日公明党からは、政治資金規正法の改正に関する公明党案について、この場で賛否を示すように求められた。
私どもからは、総裁と幹事長だけで、この場でお答えできるものではないので、党内に持ち帰って速やかに対応したい、来週もう一度協議を開きたい、と申し上げた。
しかし、先方からは、それは具体的な回答ではないということで、一方的に、連立政権からの離脱を伝えられた。
◇他党との連携「今は何も言えない」
我が党としては、丁寧に真摯に対応してきた。しかも、これまで26年間にわたって、野党の時代も含めて協力をし合ってきた関係なので、大変残念ではあったが、そういった(連立離脱という)結論になった。
例えば、総裁が私でなかったら連立離脱ということはないのか、総裁が代わればまた連立協議はあるのかと聞いたが、「それは今回の総裁選で誰が選ばれていても同じだ」と言われた。
総裁が誰かということではなく、これまでの執行部に対しても何度も申し入れをしてきた課題で、「それが速やかに対応されていないと考えている」と、やはり支援者の方々も大変疲れているという話があった。
(首相指名選挙で指名を得るために)召集日まで、一生懸命できる限りのことはしてまいりたい。(今後、公明党以外の野党との連携の可能性については)今申し上げられることは何もない。
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