立憲・公明、衆院千葉での新党候補者支援を確認 危機感強める自民

2026/01/16 21:08 

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 立憲民主党と公明党の千葉県組織の各代表は16日、千葉市美浜区の公明県本部で会談し、衆院選で選挙協力する方針で一致した。公明は小選挙区で、新党「中道改革連合」の候補者を支援することになり、選挙結果を左右する可能性がある。一方、これまで公明の支援を受けていた自民党の関係者は危機感を強めている。

 会合は非公開で30分間行われた。立憲側からは県連代表の奥野総一郎衆院議員ら2人、公明側からは県本部代表の平木大作参院議員ら3人が出席した。

 終了後、平木氏は報道陣に対し、この日設立された新党「中道改革連合」の下、擁立した候補者を「きちんと支援する」と表明。奥野氏は、自民党と日本維新の会の連立政権への対抗軸として結集する中道勢力になることを踏まえ「政策実現に向けて共に戦う」と述べた。

 2人はその後、手を取り合い、笑顔で写真撮影に応じた。

 ◇立憲、公明との距離感に課題

 公明は支持母体の創価学会を後ろ盾に持ち、選挙では一定の集票力を持つ。昨年夏の参院選では、県内で25万5185票の比例票を集めた。衆院選では1区当たり万単位の票を抱えるとも言われる。

 2024年の衆院選では、自民候補が公明の支援を受けて県内7選挙区で当選した。そのうち3選挙区(千葉3、10、13区)で、次点の立憲候補との差は4000票未満。もし公明が立憲候補を支援していたら、逆転していた可能性がある。

 ただ、公明票が丸ごと新党の候補者に流れるかは見通せない。公明は自公政権時代に「選挙区は自民、比例は公明」のバーター関係を保ち、票を融通し合ってきた。これまでの付き合いから、自民候補に票を投じる公明支持者がいるとの見方もある。

 平木氏はこの点に関して「新党の方針に沿った候補かどうか」を含め、選挙協力は人物本位になると強調。奥野氏は、長年与党だった公明と野党の立憲の間には距離感があったとして「まずは(公明の)地方議員にあいさつをすることから始める」と述べた。

 ◇自民「痛手」で危機感

 立憲と公明の急速な接近に、自民・松野博一元官房長官(千葉3区)の陣営関係者は「当てにしていた公明票を失い、痛手だ」とこぼす。

 松野氏は派閥政治資金パーティーの裏金事件で党役職停止1年の処分を受ける中で前回衆院選を迎え、辛勝した。今回は維新と連立政権を組んでの選挙だが「選挙区内に維新の支持者は少なく、あまりプラスにならない」とみる。

 一方、維新の県支部に当たる「千葉維新の会」代表の藤巻健太衆院議員は「新党は驚いたが、有権者がどう受け止めるのか。過去の選挙よりも予想が難しい」と話す。

 国民民主党県連代表の竹詰仁参院議員は新党について「我が党は加わらないし、特に受け止めはない」と距離を置く。「政策本位で党勢拡大を目指す」として、候補者擁立を急ぐ考えを示した。

 次期衆院選は「27日公示-2月8日投開票」を軸とした日程が検討されている。【中村聡也、林帆南、柴田智弘、平塚雄太】

毎日新聞

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