「斬首作戦」? 中国軍の訓練、国営テレビ放映 台湾や米軍を意識か

2026/01/17 00:29 

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 中国軍の「斬首作戦」能力を示した――。中国国営中央テレビが軍特殊部隊が奇襲によって特定人物を排除する夜間訓練の様子を放映し、国内で話題になっている。

 その狙いは、台湾の頼清徳総統に対する圧力との受け止めが国内では広がっている。さらにライバル視する米軍の特殊部隊がベネズエラの首都を急襲し、一国の大統領を拘束してその実力を見せつけたことを意識した可能性もありそうだ。

 この訓練は、中国中央テレビの軍事チャンネルで12日に放映された。特殊部隊が夜間に「テロ分子」の拠点である家屋を急襲する設定で、暗視カメラを備えた無人航空機(ドローン)で周囲の状況を把握し、特殊部隊員が目標に接近。物音を立てないように軍事用のクロスボウで相手の見張り役を排除し、精密爆撃による爆発音と共に隊員が突入し、銃撃戦の末に2分足らずで敵4人を殺害して制圧を完了したという。

 訓練の詳細な目的は公表されていないが、この番組の放映後、国内メディアが「斬首作戦の訓練だ」と相次いで取り上げており、中国軍の能力を国内外にアピールしたい当局の意向が働いているとみられる。【北京・河津啓介】

毎日新聞

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