タレントの中居正広さん（５２）の女性トラブルに、フジテレビ社員が関与したと報じられている問題で、フジテレビの港浩一社長らが１７日、記者会見した。約１時間４０分にわたる質疑では「回答を控える」との答えが目立った。主なやりとりは次の通り。（全３回の第１回）

　――中居さんから連絡があって事案を認識したという。時期はいつか。

　◆港浩一社長　調査委員会に委ねる案件になっていくので回答は控える。

　――昨年末以降の報道に対して「女性が、私たちの思いとは別の受け止め方をした」という話があった。別の受け止め方とは具体的には？

　◆港社長　女性の意向、人権、身体の安全を最優先に進めてきた。調査委でやっていくことになるのでこれ以上の回答は控える。

　――調査結果はいつまでに出すのか。

　◆石原正人常務取締役　我々の意向は、早いほうが良いが、調査委にお願いする立場なので調査委が立ち上がって、調査委の委員長に判断していただく。

　――調査委の立ち上げの時期は？

　◆石原氏　可及的に、速やかにと思っているがめどは立っていない。

　――調査対象に社長らが含まれるということだが、対象者の規模や対象部署は？

　◆石原氏　調査委に事実を提示し、調査委に判断していただくのが適切かと思う。

　――調査委に対するオーダーとしては？

　◆石原氏　今発生している事案について、真実が何か、またそれに伴う対応が適切だったのかなど、具体的には言えないが、大きな物を提示して調査委で（調査を）行って決めていただきたい。

　――調査委員会はいわゆる第三者委員会なのか？

　◆石原氏　第三者の弁護士を中心とした調査委員会。第三者性は非常に高いし、独立性、専門性が高い方々になっていただく。

　――２０２３年６月初旬に女性を介して問題を認識。その時点でトラブルの相手が中居さんだと把握したのか。

　◆港社長　調査に関わることになるので回答を控える。

　――中居さんからトラブルがあると話を聞いたのはいつか。

　◆港社長　その点についても回答は控える。

　――中居さんから申し入れがあったのか？

　◆港社長　中居さんとはヒアリングはしているが、これ以上のことは調査委に委ねることなので回答は控える。

　◆港社長　訂正する。ヒアリングと（いう言葉を）使ったが、中居さんに話を聞いたということだ。調査というスタンスでなく話を聞いたということ。ヒアリングと一般に言われているイメージではなかったので訂正する。