１３日午前１０時４０分ごろ、東京都清瀬市のスーパー「西友清瀬店」で、５０代くらいの女性が男性に包丁で腹などを刺され、搬送先の病院で死亡が確認された。駆け付けた警視庁東村山署員が近くにいた男性を確保し、殺人未遂容疑で現行犯逮捕。殺人容疑に切り替えて捜査している。署によると、男性は「刺したのは妻で、金銭トラブルがあった。カッとなって刺した」と容疑を認めているといい、詳しい動機を追及している。

　署によると、逮捕されたのは住所、職業不詳の自称・兼沢孝行容疑者（５８）。西友にいた買い物客から「包丁で刺された人がいる」と１１０番があった。女性は３階の女性用トイレで倒れており、搬送時に右脇腹と右腕を負傷していた。兼沢容疑者は事件直前まで被害女性と一緒におり、凶器の包丁もこの日に西友で購入したという。

　現場は西武池袋線清瀬駅近くの商業施設やマンションが建ち並ぶ一角。【安元久美子、遠藤龍】