返礼品のいちご「天使の実」違う品種だった 千葉・四街道が謝罪

2025/05/02 11:15 

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 千葉県四街道市は1日、ふるさと納税の返礼品で「天使の実」として発送していた白いイチゴが、「天使のいちご」という別の品種だったと発表した。生産者が品種を勘違いしていたという。

 市によると、2022~24年度に39件61万5000円の寄付をした38人に、返礼品として15万3750円相当のイチゴを送った。市内の農園「シエルファーム」が生産したもので、「天使の実」と説明していた。

 今年4月1日、「『天使の実』を栽培しているのは、佐賀県唐津市の5軒の農家のみとされている」との問い合わせメールが市に届いた。市が天使の実の生産者団体や、シエルファームに問い合わせるなどした結果、返礼品は別品種の「天使のいちご」だったと判明。シエルファームの経営会社社長は「白いイチゴはすべて天使の実と思っていた」と話しているという。

 市は寄付者に謝罪文を送付。シエルファームが冬の収穫時期に、おわびの品としてイチゴを送る予定だ。【宮田哲】

毎日新聞

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