防衛政務官が犬山市長と愛知県知事に陳謝 空自機墜落受けて

2025/05/15 21:36 

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 愛知県犬山市の農業用ため池「入鹿(いるか)池」に航空自衛隊のT4練習機が墜落した事故から一夜明けた15日、早朝から隊員2人の捜索が続いた。

 250人態勢の自衛隊に警察や消防も加わって、上空や水中を捜索した。座席のシートなど部品を回収したものの、エンジンや主翼など航空機の主要な構成品は見つかっていないという。

 一方、金子容三防衛政務官は犬山市役所を訪問。原欣伸(よしのぶ)市長と面談し、「多大なご迷惑とご心配をおかけして、大変申し訳なく思っている」と話した。原市長は「事故が起きたことは本当に残念」とし、市として捜索、救助に全力で取り組む意向を示した。

 その後、金子政務官は愛知県庁を訪れて、大村秀章知事に陳謝。大村知事は、徹底的な原因究明▽再発防止▽安全運航の再徹底――を要請した上で、油が流出していることについて、「農業用水の安全確保に万全を期す」と強調した。【真貝恒平】

毎日新聞

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