「半世紀の味を」「精つけて」 名人戦に選ばれたメニュー 店主歓喜
将棋の第83期名人戦七番勝負第4局(毎日新聞社、朝日新聞社、日本将棋連盟主催、大和証券グループ協賛、九州電力、QTnet協力)では、開催地の宇佐市内の飲食店などから、藤井聡太名人(22)と永瀬拓矢九段(32)に提供する食事を募集。選考を経て「勝負めし」19種、「勝負スイーツ」16種、「勝負ドリンク11種」の計46種が選ばれた。
1日目の午前10時のおやつに、藤井名人は、パイ生地であんを包み込んだ「鏝絵(こてえ)の町」(堀菓子舗)をチョイス。あんは北海道産の大納言を1日かけてあく抜きなどして丹念に練り上げ、生地に溶き卵を塗って焼き上げた一品。堀菓子舗の堀公利社長(81)は「まさか選ばれると思っていなかった。創業以来50年以上続けている味を楽しんで」と声を弾ませた。
永瀬九段は、大分県産の限定品種・ベリーツをたっぷり乗せたパフェ「いちごモンスター」(苺の丘)を選んだ。苺の丘の店舗責任者、三角未来さん(34)は「歴史ある名人戦の舞台で、選んで頂いて光栄。甘酸っぱいイチゴや手作りのジャムを味わって、対局に彩りを添えてほしい」と笑顔。
昼食には、藤井名人が「大黒とり天濃厚温玉ぶっかけセット」(うどんや大黒)、永瀬九段が「宇佐神宮の色・紅白まぶし名産添え」(うなぎ処 四代目 志おや)に舌鼓をうった。
「大黒とり天濃厚温玉ぶっかけセット」は、特製だしが絡んだ手ごねうどんに、大分名物のとり天が乗った自慢の一品。店では朝から調理に取りかかったといい、黒神賢司店長(47)は「創業以来一番人気のメニュー。選ばれてびっくりしました」とよろこんだ。
「宇佐神宮の色・紅白まぶし名産添え」は、備長炭で焼き上げたうなぎのかば焼きと、特製「鰻塩」をまぶした白焼きの紅白のひつまぶし。志おやの芦刈俊介社長(42)は「今日はとても暑いので、うなぎを食べて精をつけてほしい」とエールを送った。【岡田愛梨、宮崎隆】
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