ミニパトカー内からデジタルカメラを盗んだとして、福岡県警大牟田署は３日、福岡県大牟田市沖田町の無職男性（６４）を窃盗容疑で逮捕した。「していません」などと容疑を否認しているという。

　逮捕容疑は３日午前２時２５～３５分ごろの間、大牟田市内を走行中のミニパト内からデジカメ１台（約２万９０００円相当）を盗んだとしている。

　同署によると、容疑者は当時、無銭飲食事件の関係者として車内で事情聴取を受けていた。降車して約７時間半後に車内からデジカメが消えていることに署員が気づいた。その約１時間後の午前１０時５０分ごろ、市内で容疑者を発見し職務質問したところ、デジカメを所持していたため、逮捕した。

　デジカメの記録媒体には別の窃盗事件や不審電話の捜査で撮影した画像１３枚が保存されていたが、同署は「個人を特定するようなものはない」としている。【近松仁太郎】