悪石島で震度5強が2回 気象庁「引き続き強い地震への警戒を」

2025/07/06 16:48 

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 鹿児島県十島村で6日午後2時1分と同7分に震度5強の揺れを観測する地震が相次いで発生したことを受け、気象庁は記者会見を開いた。地震津波監視課の海老田綾貴課長は、5強の地震が短時間に相次いだことについて「一連の地震活動の中で、休みなく地震が起きている。今は、特に活発な時期だ」と話し、引き続き震度6弱程度の地震への警戒を呼びかけた。

 トカラ列島近海では6月21日以降に地震が頻発している。7月6日午後3時までに観測された震度1以上の地震は1500回(震度6弱が1回、5強が3回、5弱が3回、4が34回、3が110回、2が369回、1が980回)。この海域では過去にも数週間で数百回の地震が起きたが、今回は観測史上最多となっている。

 気象庁によると、6日の震度5強の地震の震源地はいずれもトカラ列島近海で、震源の深さは1回目が約21キロ、2回目が23キロ。地震の規模を示すマグニチュード(M)は1回目が4・9、2回目が5・5と推定される。津波の心配はない。【渡辺諒】

毎日新聞

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