天皇陛下、新モンゴル学園を訪問 「キノコ」の話題で高校生と交流

2025/07/10 15:27 

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 モンゴル訪問中の天皇陛下は10日午前、ウランバートルの新モンゴル学園を訪問された。

 制服や部活、小中高一貫など日本式の教育を取り入れた学校で、日本語を学ぶ高校生の授業を見学。

 生徒たちは将来の夢を日本語で語った。

 キノコ学者を目指しているという女子高校生は、日本に75歳の「キノコ友だち」がいると説明。陛下は「キノコの区別は難しいですよね」「きれいなキノコもありますか」などと尋ねて盛り上がっていた。

 卒業生や教員とも交流。「卒業した生徒さんが(両国の)懸け橋になっておられることを大変うれしく思います」と声をかけた。

 卒業生の日本語の堪能ぶりに驚いた様子で「どのように習得されたかうかがいたい。日本の方と話しているのと変わらないです」「モンゴル語は難しい」などと笑顔で歓談した。

 学校に到着した際は、空港到着時に続き伝統的な乳製品の菓子「アーロール」で出迎えを受けた。陛下はアーロールを受け取り、口にしていた。【ウランバートル山田奈緒】

毎日新聞

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