勤務中に警視庁倉庫で性交類似行為 事務官の男女を懲戒処分

2025/07/11 17:16 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 勤務時間中に警視庁本部庁舎内で性交類似行為をしたとして、東京都警察情報通信部(都通)は11日、通信庶務課所属の男性事務官(24)と女性事務官(25)を減給10分の1(1カ月)の懲戒処分としたと発表した。2人は同日付で依願退職した。

 都通によると、2人は2024年12月~今年5月ごろ、都通が入る東京都千代田区霞が関2の警視庁本部内の倉庫で、勤務時間中に6回、性交類似行為をし、職務を怠ったとしている。

 2人は会計担当で、新卒の女性事務官を男性事務官が指導する立場だった。2人は倉庫内での仕事中、内側から鍵を掛けて、1回当たり15~20分間ほど行為に及んでいたとされる。交際中ではないが、双方の同意があったという。2人は「公務員としての自覚が足りなかった」などという話をしているという。

 5月末に女性事務官から上司に相談があり、SNS(交流サイト)内のメッセージのやりとりなどから行為があった時期などを特定した。

 都通は警察庁の地方機関で、警察無線の維持管理や、災害時の現場からの映像伝送などを担う。都通は「勤務中にあってはならない行為で、おわび申し上げる。規律の保持を図るべく、指導、教養を徹底する」とのコメントを出した。【深津誠】

毎日新聞

社会

社会一覧>