万博万引き容疑者ら、「高く売れる」鉄道模型も? 他の人物も関与か

2025/08/01 16:57 

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 大阪・関西万博会場内のオフィシャルストアで関連商品を万引きしたとして、大阪府警は1日、東京都と埼玉県に住む16歳の少年2人を窃盗の疑いで逮捕したと発表した。「高く売れる鉄道模型を万引きするために行った」などと話しており、府警は転売目的だったとみている。

 逮捕容疑は6月11日に会場内の店舗で、万博関連商品のショッピングバッグ6個(販売価格約1万4000円相当)を万引きしたとしている。2人は容疑を認めている。

 府警捜査3課によると、少年らは、バッグを盗んだとみられる店とは別の店で不審な行動をしていたところ、店員に声をかけられた。その直後にバッグを置き去りにしたり、商品を陳列棚に戻したりするなどして立ち去ったという。

 少年らが放置したバッグの中などから公式キャラクター「ミャクミャク」のグッズや万博限定の鉄道模型など173点(約73万円相当)を押収した。府警はこれらについても転売目的で盗んだ疑いがあるとして、入手の経緯を慎重に調べる。

 周辺の防犯カメラの映像などから2人を特定。少年らは「4人で万博に行った」と話しており、他にも関与した人物がいるとみている。

 万博会場では大学生2人が大量のミャクミャクグッズを盗んだとして既に逮捕・起訴されているが、少年らは別のグループとみられる。

 会場内のオフィシャルストアでは限定のミャクミャクグッズやコラボ商品などが販売され、人気の高さからフリーマーケットサイトなどで高値で取引されている。【斉藤朋恵、大坪菜々美】

毎日新聞

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