佳子さまが日本伝統工芸展を鑑賞 総裁賞作品に「とても魅力的」

2025/09/04 16:49 

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 秋篠宮ご夫妻の次女佳子さまは4日、日本橋三越本店(東京都中央区)で始まった「第72回日本伝統工芸展」を鑑賞された。佳子さまは工芸展を主催する日本工芸会の総裁を務める。自ら選んだ最優秀賞にあたる「総裁賞」を含め、人形や陶芸など550点近い作品が並ぶ会場をじっくり見て回った。

 総裁賞を受賞したガラス工芸作家の和泉香織さんのガラス重箱「織花」は藤の花をイメージし、紫やピンクのガラスが幾重にも光を反射して輝く三段重。和泉さんから説明を受けた佳子さまは「最初に見せていただいた時、藤棚の下を歩いているような感じになりました」と印象を語り、「とても美しく魅力的な作品ですね」と伝えていた。

 佳子さまは高松宮記念賞も選んだ。生絹(すずし)着物「万葉綺譚(きたん)」という緑色を濃淡鮮やかに織り表した作品が受賞した。【柿崎誠】

毎日新聞

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