ケアマネの資格、更新制廃止へ 厚労省案 取得要件の緩和方針も

2025/10/27 18:53 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 厚生労働省は27日、社会保障審議会介護保険部会で、ケアマネジャーの資格の更新制を廃止する案を示した。現行では、5年に1度の研修が更新の条件になっているが、ケアマネの負担になっているとの指摘があった。

 更新制はなくしても、定期的な研修は必要として、5年間などの一定期間の間に分割して受講するなど、柔軟に受講できる環境整備を行うべきだとしている。

 また、減少傾向で担い手確保が課題となっていることから、ケアマネの資格取得に必要な実務経験を5年から3年に見直すことや、実務経験の対象となる国家資格に、救急救命士や公認心理師など新たに5資格を加えるなど、要件を緩和する方針も示された。

 厚労省は年末までに議論をとりまとめ、来年の通常国会に関連法の改正案を提出したい考えだ。【寺原多恵子】

毎日新聞

社会

社会一覧>