違反伐採発覚のメガソーラー 有識者らが現地視察 千葉・鴨川

2025/12/23 21:15 

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 開発の許可条件に違反する森林伐採が発覚した千葉県鴨川市のメガソーラー(大規模太陽光発電所)計画について、県の対応を議論する有識者会議の委員らが23日、現地を視察した。座長の釜井俊孝・京都大名誉教授らは県職員に案内され、伐採箇所の状況や地形、地質などを確認した。

 県によると、委員から森林の回復について「土壌がなくても生えやすい木を導入してはどうか」「表土が薄く、かなり崩れやすい地質であることを踏まえ、表面を安定化した上での植生回復が必要ではないか」などの意見が出た。災害リスクの視点から「地下水の状態や岩盤などの状況にしっかりと留意する必要がある」との指摘もあったという。【中村聡也】

毎日新聞

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