<国民審査>国民審査・高須順一判事 1票の格差訴訟で「違憲状態」の個別意見
最高裁裁判官国民審査が、2月8日の衆院選投開票と同時に実施されます。審査対象となった高須順一氏(66)とはどのような人物なのでしょうか。報道各社へのアンケートの回答などを基に紹介します。
◇原点は外国人留学生訴訟
「法が実現すべき理想の探求を見失うことなく、法と社会の現実的関係にも着目して法を適用することが大切。当事者の主張をよく聞き、職務に取り組んでいきたい」。高須氏はアンケートで心構えをこう記した。
東京都出身。法政大法学部を卒業後、1988年に弁護士登録し、日本弁護士連合会司法制度調査会委員長などを務めた。
原点は不当な扱いに苦しむ外国人留学生の救済に取り組んだことだ。差別と闘うには、まずは自身の中にもある「他人と己を区別する感情」を克服する大切さを教わったという。
社会の価値観が多様化する中、夫婦別姓や同性婚を求める人たちは司法に救済を求めている。
こうした訴えについて「一般論として司法の判断は社会の変化と無関係でいることは許されない」とし、法的観点からだけでなく、紛争の背景や社会の実相なども見据えた多角的な視点に基づく判断が求められるとした。
化学機械メーカー「大川原化工機」(横浜市)の冤罪(えんざい)事件では、勾留中に胃がんが見つかった同社顧問は保釈が認められないまま亡くなった。
「(保釈は)法規に基づき適正、迅速に判断すべき事柄。裁判所は手続きのあり方について検討し、研さんを積むことが大切」と記した。
◇「多様な意見に耳傾ける」
最高裁は地裁や高裁と異なり、各裁判官が法廷意見(多数意見)への賛否を明らかにしなくてはならない。
紛争解決の指針を示す観点から、多数意見の形成に努めることは重要だとしつつも、「多様な意見に真摯(しんし)に耳を傾けることは社会の健全性を維持するために有益。少数意見を示すことができる制度は社会的にも有意義だ」と強調した。
2025年3月に就任した高須氏は第2小法廷に所属し、24年衆院選の「1票の格差」(最大2・06倍)を巡る訴訟に関わった。
25年9月の判決は裁判官4人のうち3人の多数意見で「合憲」としたが、高須氏は唯一国会の格差是正策を不十分とし、「違憲状態」とする個別意見を付けた。
趣味は万年筆集め。英国人作家、トールキンの長編小説「指輪物語」を何度も読み返している。
最高裁に登庁する前の朝や、自宅に戻ってからの夜も仕事に励む。疲れたときは音楽を聴いて安らぎを得て、就寝前の時間に好きな本を読むのが至福の時間だという。【三上健太郎】
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