東海地方で相次ぐ40度以上 国内初の5日連続「酷暑日」のわけは

2026/08/11 11:30 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 東海地方が酷暑日が相次ぐわけを、Q&A形式で分かりやすくまとめました。 

Q 暑い日が続いているね。今年から40度以上の日は「酷暑日(こくしょび)」と呼ぶようになったと聞いたよ。 

A 今年は7月21日に岐阜県多治見市(40・3度)、同県郡上市八幡(40・0度)、愛知県豊田市(40・1度)の計3地点で初の酷暑日となりました。この日の全国の最高気温上位10地点のうち8地点は両県が占め、翌日以降も三重県や静岡県を含む東海地方を中心に国内初となる5日連続で酷暑日が続きました。

Q どうして東海地方はそんなに暑いの? 

A 今年7月の暑さの要因は、上層のチベット高気圧が強まり、背の高い高気圧に覆われたことにあります。また、太平洋高気圧から暖かい空気が西よりの風となって東海地方に流れ込みました。この風は、西側に連なる伊吹山地や鈴鹿山脈を越える際に高温になって吹き下ろす「フェーン現象」を引き起こし、濃尾平野の気温をさらに押し上げます。山に囲まれた地形なので海風が内陸に入りにくく、熱がこもりやすいという特徴もあります。

Q 暑くなりやすい地形なんだね。 

A 名古屋市などの都市部や工業地帯では、アスファルトやコンクリートが熱をため込むほか、エアコンや車などからの排熱で、夜間でも気温が下がりにくい「ヒートアイランド現象」に見舞われます。朝から気温が高くなるので、日中の最高気温も押し上げられます。高温になりやすい条件がそろっているといえますね。

Q 暑さはいつまで続くのかな。 

A 気象庁が6日に発表した1カ月予報(8日~9月7日)によると、北陸や近畿の日本海側、中国、九州北部は8月中旬から10年に1度レベルの高温が予想され、厳しい残暑となりそうです。引き続き熱中症に注意が必要です。【斎川瞳】

毎日新聞

社会

社会一覧>