阪神2軍施設完成式 室内練習場、選手寮「虎風荘」など報道に公開

2025/02/20 15:11 

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 兵庫県尼崎市で20日、プロ野球・阪神タイガースの2軍施設「ゼロカーボンベースボールパーク」の完成式があり、2軍本拠地の球場「日鉄鋼板SGLスタジアム尼崎」や室内練習場、選手寮「虎風荘」などが報道陣に公開された。3月1日には広島2軍とのオープニングゲームがある。

 2軍施設は市が誘致し、阪神大物駅からV字に分かれる阪神本線と阪神なんば線の間にある小田南公園(同市杭瀬南新町3)が再整備された。2軍球場は阪神甲子園球場とグラウンドの広さと方角が同じで阪神園芸が整備。内野席は約3600席、外野臨時席は800人を収容可能で、飲食売店などもある。

 室内練習場は打撃練習場やブルペンなどがあり、甲子園の室内練習場の約1・5倍と日本有数の広さという。公園内には2軍球場とは別に、公園球場や広場、散歩やランニングが楽しめる周遊コースも設けられた。

 この日は、室内練習場で阪神電鉄の久須勇介社長や松本真・尼崎市長ら関係者が出席した式があり、球場前でテープカットをして完成を祝った。

 岡田彰布前監督(現オーナー付顧問)は報道陣に「こういう環境で若い選手が練習できるのは良い。ここから甲子園にたくさん育ってほしい」と話した。【稲垣淳】

毎日新聞

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