高校日本代表が平和祈念公園を訪問 「野球をできることに感謝」

2025/09/03 15:56 

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 沖縄県で5~14日に開かれる野球のU18(18歳以下)ワールドカップ(W杯)に出場するため、現地入りしている高校日本代表は3日、糸満市の平和祈念公園を訪れた。

 選手20人やコーチ陣らが参加し、地元ガイドの案内を受けながら園内の「平和の火」や「平和の礎(いしじ)」を見学。主将の阿部葉太選手(神奈川・横浜)らが代表で献花をし、平和を願った。

 阿部選手は「沖縄に来たのは初めてで、今まで戦争について詳しく学ぶ機会がなかったが、どれだけ悲惨だったかを少しは知ることができた。今、自分たちが野球をできることに感謝したいです」と語った。

 副将の岡部飛雄馬選手(福井・敦賀気比)は「自分たちと同じ年代の人たちが戦争に行くと考えると怖い気持ちになった。世界一になるため、野球のことだけを考えて沖縄に来たが、しっかり考え直して野球につなげていきたいです」と感想を語った。【長宗拓弥】

毎日新聞

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