米NSC「トランプ氏は北朝鮮の非核化追求」 核保有容認の懸念否定

2025/01/29 16:53 

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 米国家安全保障会議(NSC)のブライアン・ヒューズ報道官は28日の声明で、対北朝鮮政策に関して「1期目と同様、トランプ大統領は北朝鮮の完全な非核化を追求していく」と述べた。トランプ氏は北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党総書記との首脳会談に意欲を示し、北朝鮮を「核保有国」とも表現したが、非核化を求める姿勢は堅持する構えだ。

 ヒューズ氏は「トランプ氏は1期目に金正恩氏と良好な関係だった。トランプ氏のタフさと外交が、首脳レベルでの完全な非核化の約束につながった」と述べた。

 トランプ氏は1期目に史上初の米朝首脳会談を含めて、金氏と3度会談。朝鮮半島の「非核化」の方向性では一致したが、具体的な議論は進展せず、最終的に交渉は決裂。北朝鮮は核・ミサイル技術を着々と向上させている。トランプ氏は20日の2期目就任直後、北朝鮮を「核保有国」と表現しており、北朝鮮の核保有を事実上容認するとの懸念が指摘されていた。【ワシントン秋山信一】

毎日新聞

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