トランプ氏、ウォルツ氏を次期国連大使に指名 事実上の更迭との見方
トランプ米大統領は1日、自身のソーシャルメディアで、ウォルツ大統領補佐官(国家安全保障問題担当)を解任し、次期国連大使に充てると発表した。大統領補佐官は当面の間、ルビオ国務長官が兼務する。ウォルツ氏は3月、軍事作戦の詳細をやり取りした一般通信アプリのチャットに記者を誤って参加させたことで批判を浴びていた。政権内での役割変更という形をとっているが、事実上の更迭との見方が出ている。
トランプ氏は投稿で、「ウォルツ氏は常に我々の国益を最優先に尽力してくれた。新たな役割でも同様に取り組むと確信している」と説明。国連大使はステファニク下院議員が一度指名されていたが、その後撤回されていた。国連大使は連邦議会上院の承認が必要になる。
ウォルツ氏は共和党の南部フロリダ州選出の元下院議員。陸軍特殊部隊「グリーンベレー」出身で、アフガニスタンや中東などに派遣された経験がある。中国やイランに強硬な「タカ派」として知られる。
米軍が3月にイエメンの親イラン武装組織フーシ派を空爆する際、一般の通信アプリ「シグナル」の政権高官らが入ったグループチャットに誤ってアトランティック誌の記者を参加させた。チャットでは空爆の予定時間や使用される戦闘機などが共有されるなどし、ずさんな情報管理が問題になった。
報道によると、政権内ではウォルツ氏の更迭を求める声もあった。だが、トランプ氏は更迭に踏み切れば、問題を批判するリベラル系のメディアに屈したとみられることや第1次政権と同様に政府高官の交代が相次ぐことを避けるため、擁護することに決めていたという。
米主要メディアは1日、ウォルツ氏が近く辞任する見通しだと報道。アレックス・ウォン大統領副補佐官も近く辞任すると報じていた。【ワシントン松井聡】
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