ロシアとウクライナの直接協議始まる 今年3回目 トルコで

2025/07/24 02:55 

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 ロシアのウクライナ侵攻を巡る両国の高官級の直接協議が23日、トルコ・イスタンブールで始まった。双方の捕虜の交換などが主な議題になるとみられる。ロシアはウクライナへのミサイルや無人航空機(ドローン)による攻撃を激化させており、停戦に向けた議論が深まるかは不透明だ。

 両国の直接協議は5月に3年ぶりに再開してから3回目。仲介役を担うトランプ米大統領が今月14日、停戦が50日以内に実現しない場合はロシアと取引する第三国に「2次関税」を課すと表明してから初めての協議となる。

 ウクライナのゼレンスキー大統領は21日、捕虜交換やロシア領に連れ去られた子供の帰還、ウクライナが実施を求める首脳会談に向けた準備などを議論すると発表していた。

 6月にあった前回の直接協議では、双方が和平に向けた条件などを盛り込んだ覚書を提示したが、立場の隔たりが大きく進展はなかった。【ベルリン五十嵐朋子】

毎日新聞

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