韓国前大統領の尹錫悦（ユン・ソンニョル）被告＝内乱罪などで公判中＝の妻、金建希（キム・ゴンヒ）被告（５３）＝あっせん収財罪などで公判中＝の弁護団は５日の声明で、占師から計２０００万ウォン（約２１０万円）相当のブランドバッグ２個を受け取ったことを認めると表明した。聯合ニュースが伝えた。

　特別検察は、世界平和統一家庭連合（旧統一教会）が占師を通じ、ブランドバッグなどを贈る見返りに、教団の関連事業で便宜を図ってもらおうとしたとして、金被告を起訴している。

　ただ弁護団は、旧統一教会への便宜供与については否定した。

　特別検察は、旧統一教会の当時の幹部が金氏側に、仏ブランド「シャネル」のバッグ２個や、６２２０万ウォン相当の英ブランド「グラフ」のダイヤモンドのネックレスを渡したとみている。ネックレスについては５日の声明でも受け取りを否定した。【ソウル福岡静哉】