歴史的寒波のキューバ 外務省「長時間停電、燃料不足に注意」
外務省は4日、米国の圧力で石油不足が深刻化するキューバについて、日本からの観光客と同国に滞在する邦人に対し、長時間の停電と燃料不足への注意を呼びかけた。現在キューバは歴史的な寒波が重なり、3日には同国として初めて0度の気温が観測されていた。
在キューバ大使館は3日、「長時間の停電が全国的かつ日常的に発生している模様で、日常生活に広範囲な影響を及ぼすおそれがある」と指摘。首都ハバナでは連日、ガソリンスタンドで給油待ちの車が長い列も作っているという。
2025年10月1日時点で同国に在留する邦人数は51人。ハバナはスペイン植民地時代の美しい街並みで世界文化遺産に登録され、日本人観光客にも一定の人気がある。ただ、トランプ米政権はベネズエラからキューバへの石油供給を止め、メキシコにも石油輸出に圧力をかけている。
また、経済状況の悪化で日本人が被害に遭う強盗やすりも相次ぐ。外務省によると、1月23日にはハバナ市の路上で寝ていた日本人男性がズボンのポケットから財布を盗まれ、その後強盗にも遭う事件があった。男性は、財布がなくなったことに気づき、付近を捜していたところ、地元の人から「警察署を案内する」と言われ、いっしょに2人乗りの自転車タクシーに乗車した。しかし、タクシーが急に路地裏に入ると男性は誰かに羽交い締めにされ、道路に転倒して背中を強く打った。その間に残りの所持品を奪われたという。【田所柳子】
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