北朝鮮で5年に1度の党大会が開幕 金正恩氏「5カ年計画完了した」

2026/02/20 16:20 

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 北朝鮮を統治する朝鮮労働党の第9回党大会が19日、開会した。金正恩(キムジョンウン)総書記は開会の演説で、2021年の第8回党大会で策定した経済の5カ年計画について「基本的に完了した」とし、「主要工業部門の技術インフラと機能を強化・整備する事業が力強く推進された」と評価した。国営の朝鮮中央通信が20日伝えた。

 党大会は5年に1度、開催される。金氏は、今回の党大会で「核戦争抑止力を一層強化するための構想」を提示するとの方針を1月に表明。韓国の情報機関、国家情報院(国情院)は核と通常戦力を統合させた5カ年計画を新たに発表する可能性があるとの見方を示している。

 金氏は19日の演説で、この5年間について国防や外交を含む全ての分野で「画期的な成果を達成し、その過程で我々の力を飛躍的に高めた」と強調した。

 国防計画や核には言及しなかったが、対外関係については「国家の地位を不可逆的に固め、国際政治の構図とその影響に大きな変化をもたらし、我々の社会主義建設に有利な条件と環境が整った」と強調した。ロシアとの軍事同盟締結や、昨年9月に北京で開かれた「抗日戦勝80年」記念行事への参加などで中露との関係を強化したことを指しているとみられる。

 金氏は23年12月に南北の平和統一方針を放棄すると宣言し、韓国との関係を「敵対的な二つの国家」だと表明した。今回の党大会でこうした内容が党規約に反映されるかも焦点となる。【ソウル日下部元美】

毎日新聞

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