中国軍「習主席を安心させねばならぬ」 粛清受け忠誠心強調 全人代

2026/03/06 20:00 

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 中国の国会にあたる全国人民代表大会(全人代)の軍代表団は5日、北京市内で分科会を開いた。軍トップの中央軍事委員会主席を兼ねる習近平国家主席に権限を集中する「主席責任制」の貫徹を確認し、軍制服組トップが「習主席の指揮に断固として従い、習主席を安心させねばならない」と強調した。6日付の軍機関紙「解放軍報」が伝えた。

 軍首脳の大半が失脚する大規模粛清を受け、習氏への政治的忠誠心を何よりも優先する姿勢を示した。

 分科会では、軍制服組トップの張昇民・中央軍事委副主席が「(汚職などを取り締まる)反腐敗闘争において、軍は革命的な鍛錬を経験した」と述べ、大規模粛清の意義を強調。これまで軍が戦力や運用面で上げた成果は「その根源が習主席の指導力とかじ取りにある」と主張した。

 軍の最高指導機関である中央軍事委は当初、習氏を含む7人で構成されていたが、2023年以降に副主席2人を含む5人が失脚。制服組メンバーで唯一、粛清を免れている張氏が昨年10月、副主席に昇格した。【北京・河津啓介】

毎日新聞

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