「私生活の件」 踏み込んだ発言避けた山尾志桜里氏 疑問の声も

2025/06/10 19:46 

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 3時間に及ぶ記者会見で、集まった約100人の報道陣から「私生活の件」に質問が集中した。

 10日、東京都内であった元衆院議員の山尾志桜里氏の会見。

 参院選比例代表で国民民主党から出馬する山尾氏は会見の冒頭、立ったまま説明を始め、8年前に週刊誌に報じられた既婚男性との交際疑惑について「私生活の件」と表現したうえで「当時の自分の行動と対応は極めて未熟だった」と謝罪した。

 ただ、疑惑の事実関係について肯定も否定もしなかったため、記者から「当時は男女関係はなかったと言っていたが、不倫関係は認めるのか」「未熟な行動とは何を指すのか」と質問が集中した。

 これに対し、山尾氏は「この場で新しく言葉をつむぐことはご容赦いただきたい。いろんな思い、お立場の方がいる。新たに何かをお話しすれば、さまざまなご迷惑をおかけする。本当に申し訳ないが、その件はご勘弁いただきたい」と述べた。

 ただ、会見が進むなかで関連の質問を何度も受け、「8年前に言ったことは事実」と男女関係にあったことを否定するようになった。

 しかし、その後もそれ以上の踏み込んだ発言を避け続けたため、質問した記者が「何のための会見なのか」と疑問を示す場面もあった。【木村敦彦】

毎日新聞

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