カムチャツカ半島沖地震 避難中の死者1人、重軽傷10人 政府発表

2025/07/31 12:21 

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 林芳正官房長官は31日午前の記者会見で、ロシア・カムチャツカ半島付近を震源とする地震で一時、太平洋側を中心に津波警報が出たことに関連し、三重県で避難中の事故により50代の女性が死亡し、10人が重軽傷などを負ったと発表した。避難中に熱中症で11人が緊急搬送されたことも明らかにした。

 林氏によると、北海道厚岸町で80代の男性が避難所で転倒して腰を骨折した。軽傷は6人で、北海道で5人、宮崎で1人が避難中の転倒などで負傷した。3人はけがの程度を確認中。

 現在も一部地域で津波注意報が出ており、林氏は「注意報が出ている地域の皆様は海に入ったり、海岸や河口付近に近づいたりしないようお願いする」と述べた。また、避難中の熱中症が相次いでいるとして、こまめな水分補給を呼び掛けた。【竹内望】

毎日新聞

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