維新・藤田氏が自民に苦言 「姿勢足りていない」 議員定数削減巡り

2025/12/12 05:45 

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 日本維新の会の藤田文武共同代表は11日、自民党との連立政権合意で今国会での成立を目指すとしている衆院議員定数削減法案について、自民側の対応に「姿勢が足りていないんじゃないか、というのは正直感じているし、先方に伝えている」と苦言を呈した。法案は審議入りが見通せない状況が続いており、藤田氏は連立離脱の選択肢も「総合判断だ。信頼関係を構築するには汗をかいてもらわないといけない」と述べた。国会内で記者団に語った。

 衆院政治改革特別委員会では、先の通常国会から議論が持ち越された企業・団体献金の規制強化策を巡り、いまだに結論が出ていない。このため、自民と維新の連立合意で急きょ焦点に浮上した定数削減法案は審議入りができず、今国会での成立は困難との見方が出ている。自民内でも2026年の通常国会に先送りすべきだとの意見もある。

 藤田氏は「せっかく提出にたどり着いた法案は最後まで成立を目指すのが筋だ」と強調。「いやな議論を先送りする、この国会は終わっている」と他党の対応を批判した。【園部仁史】

毎日新聞

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