立憲・安住氏 原発リプレース「古い原発より安全」 党内で検討へ

2025/12/23 20:25 

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 立憲民主党の安住淳幹事長は23日の記者会見で、原発のリプレース(建て替え)について「古い原発を使うよりもはるかに安全性が高いということはある。専門家を交えた議論を聞いた上で、我々としての基本方針を示したい」と述べ、党内での検討を経て容認する可能性に言及した。

 立憲は2020年の結党時に制定した党綱領で「原子力エネルギーに依存しない原発ゼロ社会を一日も早く実現します」と記載。21年にとりまとめた基本政策では「原発の新設・増設は行わず、すべての原子力発電所の速やかな停止と廃炉決定を目指す」としつつ、リプレースへの態度は明示していなかった。

 安住氏は基本政策について「(策定から)かなり時間がたっている。アップデートするところもあるかもしれない」と語った。新増設については「ネガ(否定的)だ」と強調した。

 党内では、枝野幸男元代表が20日の講演で「古い原子炉を廃炉にしてリプレースし、最新鋭にした方が安全性が高まる。ありかもしれないと思う」と述べ、泉健太前代表もX(ツイッター)で支持を表明していた。【池田直】

毎日新聞

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