山本建氏「どこまでも『義理の息子』ついて回る」 不出馬の理由語る
衆院選で福井2区からの出馬を表明していた福井県議の山本建氏(41)が24日、同県鯖江市内で記者会見を開き、一転して出馬を辞退する意向を表明した。23日の出馬会見の後、自民党本部から電話で「(山本氏が無所属ででも)出馬することで、党全体へ与える影響を考えてほしい」と言われ、不出馬を決断したという。
山本氏は23日午後に福井県庁で出馬会見に臨み、無所属での立候補を表明したばかり。「福井と国をつなぐパイプ役を担いたい」と決意を語っていた。その後、同党の古屋圭司選対委員長と鈴木俊一幹事長から電話があり「党全体への影響を考えてほしい」と説得され、複数回やりとりする中で「皆さんの足を引っ張るわけにはいかないと思った」と述べた。
2区を巡っては、県連が党本部に山本氏の公認申請を提出していたが、党本部は山本氏の公認を見送り、前回比例復活後に日本維新の会から除名処分を受け自民会派入りした無所属前職の斉木武志氏(51)の「支持」を決めた。
だが、「支持」は「公認」とは違って党議拘束がかからないことから県連は23日、改めて執行部会を開き、山本氏を全面支援することを確認した。
山本氏は山本拓元衆院議員の長男で、高市早苗首相は義母にあたる。23日の会見では出馬の決断について「父親や高市総裁には一切相談していない」と話していた。出馬辞退の会見では、「どこまでも『高市首相の義理の息子』というのがついて回るんだと思った。支援者の期待を裏切る形になり申し訳ない」と頭を下げた。
斉木氏もこの日、越前市で記者会見を開き、2区から無所属で出馬する意向を表明した。山本氏の出馬断念については「重く受け止め、感謝しなければいけない」と述べ、「2区で野党から議席を奪還し、高市政権を安定させることが至上命題。それを達成するには一枚岩にならないといけない」と語った。【萱原健一、衛藤達生】
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