大分・別府市長が「ライドシェア」運転手に名乗り 温泉街PRへ

2025/04/23 18:18 

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 温泉街で知られる大分県別府市の長野恭紘市長が、一般ドライバーが有償で訪日客を運ぶ地域タクシー「湯けむりライドシェア GLOBAL(グローバル)」のドライバーに名乗りを上げた。

 23日の定例会見で「1日1時間でもハンドルを握って、(別府の)ファンを増やすための貢献活動をしてみたい」と表明した。

 インバウンド需要が拡大する中、別府市では外国人観光客が利用するタクシーやバスが不足。市は対応策として、自治体などの管理下で一般ドライバーの有償運送を認める制度を利用して、「湯けむりライドシェア グローバル」と名付けたサービスを導入する。

 28日に実証運行が始まり、市は100人を目標にドライバーを募集。長野市長は「観光客の皆さんの意見を直接聞きたい。別府に来て、嫌な思いをする人を減らしていきたい」と意気込む。【山口泰輝】

毎日新聞

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