炎天下の車内に飼い犬を4時間放置 容疑で男性を書類送検

2025/09/10 17:04 

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 炎天下のエンジンを切った車内に飼い犬のダックスフント1匹を約4時間放置したとして、岐阜県警大垣署は10日、同県養老町の50代男性を動物愛護法違反(虐待)容疑などで書類送検した。

 書類送検容疑は7月20日午後0時40分ごろから同4時50分ごろまで、大垣市のショッピングモールの駐車場で、エンジンを切った車内に犬を放置したとしている。男性は「これまでも置いたままにすることがあり、大丈夫だと思った」と容疑を認めているという。

 同署によると、通りかかった人が車内でぐったりしている犬に気づいて110番した。この日の同市の最高気温は33度で、車内はさらに高温だったとみられる。犬は衰弱していたが、病院で治療を受け命に別条はない。

 日本動物愛護協会はホームページで、エンジンを切った車内に放置することは「虐待」だと指摘している。

 男性は自宅で計3匹の犬を飼っていたが、他の2匹は自治体に登録していなかった。また、3匹とも狂犬病の予防接種をしていなかったため、同署は狂犬病予防法違反容疑でも書類送検した。【稲垣洋介】

毎日新聞

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