ナイツ塙さん、東葛って? 佐賀じゃなかった故郷・我孫子への愛

2025/10/11 11:00 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 漫才コンビのナイツのボケ担当で漫才協会会長を務める塙宣之さんは、兄・はなわさんの歌もあって佐賀県のイメージが強いが、実は千葉県我孫子市出身だ。11歳まで住んだ町への愛が高じて、我孫子市を含む千葉県の東葛(他は松戸、柏、流山、野田、鎌ケ谷の計6市)にゆかりのある著名人でつくる「東葛会」の発起人を務めるほか、東葛地区に特化した番組に出演している。小学校時代を振り返りながら、東京に住む今も衰えない「東葛愛」を語ってもらった。【平塚雄太】

 「兄が『佐賀県』の歌を歌うのでよく誤解されますが、我孫子出身です。市立根戸小5年の時に家族で佐賀県に引っ越すまで我孫子に住んでいました」という塙さん。東葛地域の魅力については、「都会に近いながら、駅から少し離れると静かな環境が残っていていいですね」と話す。

 2024年からジェイコムチャンネルでバラエティー番組「ナイツ塙の東葛ヤッホー」を始めた。「アポなし、台本なし、事前取材なし」で、次回のロケ先は毎回くじ引きで決定する。この日のロケ先は松戸市八ケ崎で、犬の散歩をしている女性に取材すると、犬にほえられるハプニングも。地元の人に紹介された飲食店に取材のお願いをして断られても、ありのままをオンエアする。「東葛地域を巡っていますが、落ち着くし懐かしい感じがあります。新たな魅力や知らないところも次々出てきていつも楽しいです」

 ◇中学生駅伝の応援隊長に

 東葛地域では18日に「第77回東葛飾地方中学校駅伝競走大会」(東葛駅伝)が開催される。東葛ヤッホーの縁で中継の応援隊長に就任した。

 「好きな地域で、中学生たちが走る大会の応援隊長になれて光栄です。けがをしないように皆さんは頑張って走ってほしい。当日走る選手たちは萎縮せず、ぜひ全力で駆け抜けて、たすきをつないでください。応援しています!」と中学生にエールを送る。

 「実は僕も一時期、『走り』にはまっていました。小学3~4年の時、自宅から小学校まで毎日、全力疾走して走る練習をしていました。だんだんタイムが縮まるのが楽しくて、体力がついて自信が出ましたね」

 先日、東葛会メンバーで「バブリーキャラ」で知られる芸人、平野ノラさんに誘われバレーボールをプレーした。「僕は中学はバレー部でした。あまり上手ではなかったんですけど、この前やったら結構サーブの動きもしっかりできて、やっぱり体が覚えていました。だから中学生の皆さんに、今の頑張りは絶対に無駄にはならないと伝えたいです」

毎日新聞

社会

社会一覧>

写真ニュース