原爆の遺伝的影響解明へ 放影研が被爆2世のゲノム解析開始
原爆による放射線被ばくの影響を追跡調査している日米共同研究機関「放射線影響研究所」(放影研)は23日、広島研究所(広島市南区)で記者会見を開き、親の被爆が子のDNAに与える影響を調べるゲノム(全遺伝情報)解析を開始したと発表した。5年後をめどに調査結果をまとめる。
放影研によると、1985年から定期的に血液の提供を受けた広島と長崎の被爆者の家族のうち、浴びた放射線量が多い被爆者の子ども290人と、比較的少ない被爆者の子ども290人、それぞれの両親の総勢約1400人が対象となる。今回、確認されたDNAの変化が放射線の影響によるのかは判別できず、特定の病気にかかりやすいかどうかは明らかにできないという。
放影研の神谷研二理事長は「倫理的課題を検討し、慎重に取り組んできた。放射線がゲノムに及ぼす影響の知見を集積し、遺伝的影響の解明に寄与することを期待する」と話した。【井村陸】
-
「ふげん」トリチウム水漏れ、配管切断中にしたたる 外部へ漏れなし
福井県と日本原子力研究開発機構は23日、廃炉作業中の新型転換炉「ふげん」(同県敦賀市)で、配管を切断する作業中に放射性物質「トリチウム」を含む水が漏れたと発表…社 会 3時間前 毎日新聞
-
アカハラで停職は不当 松山大に133万円支払い命令 松山地裁
アカデミックハラスメントを理由にした停職の懲戒処分は不当として、松山大(松山市)の男性准教授(56)が大学に処分の無効などを求めた訴訟で、松山地裁(木村哲彦裁…社 会 3時間前 毎日新聞
-
違反伐採発覚のメガソーラー 有識者らが現地視察 千葉・鴨川
開発の許可条件に違反する森林伐採が発覚した千葉県鴨川市のメガソーラー(大規模太陽光発電所)計画について、県の対応を議論する有識者会議の委員らが23日、現地を視…社 会 3時間前 毎日新聞
-
次席検事「虚偽と言えるか疑義ある」 大川原冤罪、告発対象の報告書に
化学機械メーカー「大川原化工機」(横浜市)の冤罪(えんざい)事件の捜査を巡り、検察審査会が「不起訴不当」と議決した警視庁公安部捜査員(当時)の3人について、東…社 会 3時間前 毎日新聞
-
新潟知事、柏崎刈羽再稼働への同意伝える 24日にも最終検査申請
新潟県の花角英世知事は23日、経済産業省で赤沢亮正経産相と面会し、柏崎刈羽原発6、7号機の再稼働に同意すると伝えた。東京電力ホールディングス(HD)は、原子力…社 会 3時間前 毎日新聞













