母国思い過ごすイブ ウクライナ避難民のクリスマス

2025/12/25 09:23 

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 クリスマス前日の24日、ロシアの侵攻を受けるウクライナから日本へ避難している人たちが東京都内で集まり、星形の飾りをつけた棒を手に歩き、クリスマスソングを歌うなど母国の風習で夜を過ごした。

 参加者は三鷹市の教会を出発し、すれ違う人たちに「メリークリスマス」と声をかけながら行進。イルミネーションが輝く路上でクリスマスソングを披露した。ウクライナのゼレンスキー大統領らがロシアとの和平交渉に向け米国と協議を重ねる中、避難している人たちからは「残念だがロシアとの戦争がすぐに終わることは期待できない」との声も聞かれた。

 家族3人で千葉県内に避難している18歳の女性は「自分の国の習慣を忘れないよう、こうしてみんなで集まれる機会があることはうれしいし、とても大切です」と話した。【和田大典】

毎日新聞

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