「総力挙げて取り組む」 警視総監就任、最重要課題は「トクリュウ」

2026/01/24 11:45 

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 巡査や警部補、警視――。警察法は、日本の警察官が背負う階級に9種類を定める。全国25万人超の、およそ3割が一番下の「巡査」とされる。

 一方、その最上位の階級はたった1人のためにある。

 「警視総監」という。

 第101代警視総監に就任した筒井洋樹総監(56)が23日、東京都千代田区の警視庁本部で記者会見し、「既存の枠組みにとらわれず、部門や都道府県の垣根を越え、組織の総力を挙げて取り組む」と抱負を述べた。

 最重要課題に詐欺や強盗など多くの犯罪に関わる匿名・流動型犯罪グループ(トクリュウ=匿流)への対策を挙げた。2025年10月に発足した専従班「トクリュウターゲット取り締まりチーム(T3)」やサイバー部門を効果的に運用することで「中核的人物の検挙に力を入れて取り組む」と決意を語った。

 離任する迫田裕治・前警視総監(57)も会見に臨んだ。在任中に印象に残った出来事として、24年に相次いだ連続強盗事件の指示役摘発を挙げた。警視庁の強みに、伝統を大切にしながら新しい状況に適合する姿勢と結束力の強さを挙げ、「良き組織文化を大切にしながら次世代にも継承していってほしい」と後進にエールを送った。【山崎征克】

毎日新聞

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