ドン・キホーテがレジなし、無人店舗の新業態 大阪電気通信大に出店
ディスカウント大手「ドン・キホーテ」を運営するパン・パシフィック・インターナショナル・ホールディングス(PPIH)は今月、新業態となる無人小型店「キャンパスドンキ」1号店を大阪電気通信大(大阪府寝屋川市)内に出店した。
ほしい商品を手に取って退店すると、自動的に決済ができる仕組みを導入。従業員が常駐する必要がなく、省力化した店舗の運営などを検証する。
キャンパスドンキは、スマートフォンアプリのQRコードをかざして入店すれば、あとは手ぶらで買い物ができる。店の上部に設置された人工知能(AI)カメラと商品棚の重量センサーを用いて、利用者が選んだ商品を認識。退店すると、事前に登録したクレジットカードなどで自動的に支払いが完了する。
大阪電気通信大に売店はあるが、新型コロナウイルス禍で休業して以降は従業員が減り、土日は休み、平日は午後5時までと時短での営業を余儀なくされていた。同大広報担当者は「土日や夜遅くまで研究に取り組む学生たちに対応しきれなかった」と話す。
同大学は、人手を抑えながら学生が長時間利用できる店を検討。無人営業が可能となるデジタル店舗運営サービス「Catch&Go」を提供するNTTデータに相談を持ちかけたところ、PPIHに無人店舗の構想があり、実現した。
店舗は、学生の利便性がよい食堂近くに設置。約15平方メートルの店内で、食料品や文房具、雑貨など約450品をそろえた。休みは大学に合わせ、営業時間は午前8時から午後9時と、既存の店より4時間長くなった。
PPIH広報担当者によると、商品の品出しや清掃といった作業が1日に2時間程度必要ではあるが、従業員1人が常駐した場合と比べ約85%の省力化を見込む。開店から数日経過したが、売り上げはおおむね計画通り好調に推移しているといい、今年11月には、2号店の出店を予定する。
NTTデータの「Catch&Go」は、一般消費者向けとして2023年10月にJR横浜駅西口にある商業施設内の店舗で初めて導入され、現在3社・4店舗で稼働している。【嶋田夕子】
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