ロシア、米国の停戦案に難色 「ウクライナ軍の休息でしかない」

2025/03/13 22:15 

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 ロシアのウシャコフ大統領補佐官(外交担当)は13日、ウクライナ情勢を巡り米国が提案している一時停戦について、「ウクライナ軍にとっての休息でしかない。誰にとっても必要ない」と強く難色を示した。露国営テレビのインタビューに応じた。米露交渉は難航する可能性もある。

 ウシャコフ氏によると、11日に実施された米国とウクライナの高官協議の結果に関して、ウォルツ米大統領補佐官(国家安全保障問題担当)から12日に電話で説明があり、そこで露側の立場を伝えたとしている。

 ウシャコフ氏は「我々の目標は長期的な平和解決であり、それはロシアの正当な利益や懸念を考慮したものだ。平和的な行動を模倣したような措置(一時停戦)はこの状況では誰にとっても必要ない」と主張した。【モスクワ山衛守剛】

毎日新聞

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