韓国検察、尹前大統領の妻に懲役15年と罰金約2億円を求刑

2025/12/03 20:37 

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 あっせん収財罪などに問われた韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)前大統領の妻、金建希(キム・ゴンヒ)被告(53)の公判が3日、ソウル中央地裁であり、検察は懲役15年、罰金約20億ウォン(約2億1000万円)を求刑した。聯合ニュースが伝えた。

 金被告は世界平和統一家庭連合(旧統一教会)からネックレスなどを受け取る見返りに教団の事業で便宜を図った罪に問われているほか、知人の経営する自動車輸入会社の株価操作事件に関与したとして資本市場法違反などでも起訴されている。報道によると判決は1月28日の見通し。

 検察は、統一教会の事件について「地位を利用して宗教団体を国政運営に引き入れ、憲法の価値を侵害した」と指摘。株価操作事件については、金氏が自動車輸入会社の元会長らと共謀し、積極的に加担したと主張した。

 金被告は最終弁論で「非常に悔しい点が多い」と述べる一方、「国民の皆様に大変迷惑をおかけした点を心から申し訳なく思い、心から反省している」と謝罪した。【ソウル日下部元美】

毎日新聞

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