東京・神奈川に記録的短時間大雨情報 鉄道や空路に影響相次ぐ

2025/09/11 17:05 

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 気象庁は11日午後、東京都と神奈川県に、数年に1度程度しか発生しないような大雨を観測したことを示す「記録的短時間大雨情報」を発表して警戒を呼びかけた。

 東京都大田区と品川区は、川に近い一部地域に警戒レベルが最も高い「緊急安全確保」を発令。不要不急の外出を避け、自宅の上の階に避難するよう呼びかけている。

 気象庁によると、目黒区では午後3時20分までの1時間に約130ミリの雨が降った。このほか大田区と品川区で1時間に約120ミリ、世田谷区や川崎市宮前区、横浜市都筑区で1時間に約100ミリの雨が降ったという。

 雷雨の影響で、羽田空港では午後3時ごろから航空機の離着陸を見合わせた。東海道新幹線をはじめ、東急目黒線や東急池上線、JR南武線は運転を見合わせた。

 気象庁によると、停滞する前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込んで大気の状態が非常に不安定になっているため、関東甲信や東海地方の一部では雷雨となった。【田中綾乃】

毎日新聞

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