<1分で解説>サッカーW杯で懸念される猛暑リスク

2025/09/11 16:43 

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 2026年6~7月に米国・カナダ・メキシコの3カ国で共催されるサッカー・ワールドカップ(W杯)について、猛暑が選手の安全なプレーに大きな影響を与えるという報告書が発表されました。1分で読めて役に立つ「サクッとニュース」、今回は「W杯と猛暑のリスク」を解説します。

Q W杯の会場って聞いたよ。どこで開かれるの?

A 2026年のサッカー・ワールドカップ(W杯)は、米国・カナダ・メキシコの北中米3カ国で共催され、全部で16会場が使われる予定です。

Q 猛暑が問題になっているの?

A 報告書は、英国の非営利団体「フットボール・フォー・フューチャー」などが作成し、気温や湿度から算出される「暑さ指数」(WBGT)が高い日が増えていることを指摘しています。

 報告書によると、16会場のうち10会場で、安全なプレー環境の限界を超える猛暑がすでに起きているとされています。

Q 暑さ指数ってなんだっけ。

A 気温や湿度などから計算される数値で、熱中症の危険度を示します。「35」を超えると「プレー不可能」とされています。

Q どのくらい危険な日があるの?

A 25年は、W杯が行われる予定の10会場で「35超」の暑さの日が年間1~51日あると分析されています。

Q 暑さは今も問題になっているの?

A 今年6~7月に米国で開かれたクラブW杯では、「ドルトムント(ドイツ)の控え選手が暑いベンチを避けて前半をロッカールームで過ごした試合があった」と報告されています。

毎日新聞

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