違法エアガン所持疑い ガンマニア10人書類送検「転売と収集で」

2025/11/18 15:55 

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 人を傷つける威力がある違法エアガンを所持していたとして、警視庁生活環境課は18日、宮城県気仙沼市の男性会社員(54)ら39~74歳の男性10人を銃刀法違反や武器等製造法違反の疑いで書類送検したと発表した。この男性会社員が海外からエアガンを個人輸入し、仲間を通じてネットオークションで売っていたとみられる。

 3月に警視庁のサイバーパトロールで発覚し、10人の自宅から「準空気銃」と呼ばれる違法エアガンなど計191丁が押収された。

 送検容疑は1月18日~4月29日、それぞれ自宅で準空気銃や模造拳銃を所持したとしている。10人のうち三重県四日市市の男性(45)は改造空気銃の製造もしたとしている。全員が容疑を認めており、気仙沼市の男性は「転売とコレクションのためだった」と供述しているという。

 生活環境課によると、気仙沼市の男性は海外のインターネットサイトでエアガンを仕入れ、サバイバルゲーム仲間2人を通じてネットで販売。東京都や大阪府の7人が約1万~4万円で1丁ずつ買っていた。【菅野蘭】

毎日新聞

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