「中東に平和を」 シリア暫定政権の指導者、トランプ氏就任に祝意

2025/01/21 17:03 

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 米国でのトランプ大統領の就任を受け、シリアの暫定政権を主導する旧反体制派「ハヤト・タハリール・シャム」(HTS)のアハマド・シャラア指導者は20日、声明で祝意を示した。「(トランプ氏は)中東に平和をもたらす指導者だと確信している」と述べた。ロイター通信が伝えた。アサド前政権時代に悪化した対米関係を改善し、国内の安定につなげたい考えとみられる。

 米国はアサド政権時代のシリアに経済制裁を科したほか、イスラム教スンニ派を基盤とするHTSも「テロ組織」に指定している。アサド政権の崩壊後、シャラア氏は制裁解除などを要求。バイデン前米政権は今年1月、人道目的として6カ月の期限付きで制裁の一部を緩和した。【カイロ金子淳】

毎日新聞

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