トランプ氏、フィリピンと19%関税で合意 貿易交渉、軍事面も協力

2025/07/23 09:50 

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 トランプ米大統領は22日、フィリピンと貿易交渉で合意したと発表した。フィリピンから米国への輸入品に19%の関税を課す一方、米国はフィリピンに無関税で輸出できる。軍事面でも協力するという。トランプ氏が合意を発表するのは、英国、ベトナム、インドネシアに続き4カ国目。

 自らのソーシャルメディアに「貿易協定を結んだ。フィリピンは米国に市場を開放し、関税をゼロにする。フィリピンは19%の関税を支払う。加えて我々は軍事的にも協力する」と投稿した。

 フィリピンのマルコス大統領は22日、ホワイトハウスを訪れトランプ氏と会談した。首脳間の協議で合意に至ったとみられる。

 トランプ政権は「相互関税」上乗せ分の停止期限である8月1日以降、フィリピンに対して20%の関税を適用すると書簡で通知したが、それよりわずかに低い水準となった。

 トランプ氏はベトナムに20%、インドネシアに19%の関税を適用する一方、両国には米国から無関税で輸出することで合意したと発表済み。【ワシントン大久保渉】

毎日新聞

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