河野太郎氏「石破首相は早期に中東訪問を」 ガザ停戦合意受け

2025/01/21 16:24 

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 元外相で、日本パレスチナ友好議員連盟会長を務める自民党の河野太郎衆院議員は20日、パレスチナ自治区ガザ地区の停戦合意について、「停戦が恒久的になることを望む」と述べた。その上で、石破茂首相に早期に中東を訪問するよう求めた。

 毎日新聞のインタビューに答えた。

 河野氏は「中東外交は下からの積み上げではなく、やはりトップ外交だ。石破首相が早く中東のいろんな国、できればイランにも足を運んでおくことが大事だ」と語った。

 トランプ米政権は1期目に中東和平案を公表したが、イスラエル寄りの内容で、パレスチナ側が反発して実現しなかった。河野氏は当時、中東外交を担当したクシュナー大統領上級顧問と和平案を巡り何度も意見交換したとし、「思い切ったことをやらなきゃいけないというトランプ政権の思いは理解できた。もう少しイコールフッティング(同等の扱い)にできていれば、実はガラッと動く可能性はあった」と語った。

 トランプ政権は2期目に取り組む外交の優先課題に中東問題を掲げている。河野氏は「ここから先、何が起こるか分からないから、日本はあらゆるプレーヤーと連絡を取り、中東の問題を議論する時に日本のプレゼンスが欠かせないという状況を早く再構築する必要がある」と述べた。【加藤明子】

毎日新聞

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